『NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台 萩の城下町を散策』からの続きです。
萩から津和野へのアクセス
萩から津和野へ行くにはバスが便利です。電車でも行けないことはありませんが、遠回りになってしまいます。というわけで、防長バスで津和野へ向かいます。
防長バスは新山口から秋芳洞、秋芳洞から萩というルートでも乗ったおなじみのバスです。(防長バスの時刻表)
萩バスセンターから出発
萩バスセンターは萩市街の中心にあります。津和野行きのバスはここから出ます。それ以外の長距離バスもここからでるのですが、こじんまりとしたバスターミナルです。
萩から津和野まで1時間40分
萩から津和野までは1時間40分で着きます。バスの到着地は津和野駅です。
山陰の小京都 津和野
津和野への旅行ツアーやガイドブックは萩とセットになっていることが多いのですが、津和野は島根県です。まずは駅からメインストリートの本町通りを目指して歩きます。しかし、平日だからでしょうか。人の姿が見当たりません。
昼食は名物のうずめ飯を食べることを決めていたのですが、歩いていてもお客さんがいないのでなかなかお店を決め切れません。当てにしていた本町通りにも良さそうな店が無いので、歩いているうちに一周して駅に戻ってしまいました。
SLやまぐち号が来た!
駅に戻ると先ほどよりも少し人気がありました。話を聞くと、間もなくSL「やまぐち」号がホームに来るというのです。せっかくなので、列車がくるのを待ちました。
厳かな雰囲気を持ちながらも、スタイリッシュなフォルムをしているかっこいい列車でした。昼食のお店を迷っていたことで、SLやまぐち号を見ることができました。
津和野の名物 うずめ飯
郷土料理 ふる里でうずめ飯をいただく
SLやまぐち号を見ることができたということで満足感を得ることができ、うずめ飯を決めるのに弾みがつきました。駅から歩いて数分のところにある「ふる里」という店に入りました。うずめ飯の看板を掲げているお店のなかで、ここが良さそうに思えたからです。
うずめ飯とは、島根県西部で食べられている郷土料理です。
豆腐、しいたけ、かまぼこ、ニンジンなどの具を角切りにしてだし汁の中に入れ、その上に海苔やわさびといった薬味を乗せ、最後にその上からご飯を乗せます。
具や薬味をご飯の中にうずめるので、うずめ飯というそうです。
最初は具が見えないのですが、混ぜると具がご飯の下から出てきます。具や薬味がだし汁と良く合うので、おいしいです。体に良さそうな優しい味です。
うずめ飯は初めて食べたのですが、とても良かったです。なかなか良い店で食べることができました。
本町通り、殿町通りを歩く
昼食後は津和野のメインストリート、本町通りと殿町通りを歩きます。
きれいに整備された通りで、側溝の水路には鯉がたくさんいます。観光客がえさをあげるせいかかなり大きな鯉ばかりです。
本町通り、殿町通りには、津和野カトリック教会と藩校養老館があります。
津和野カトリック教会
昭和6年に建てられた教会です。かなり存在感のある外観です。内部は自由に入ることができ、ステンドグラスがきれいでした。
藩校養老館
養老館は森鴎外や西周が学んだ藩校とのことです。萩の明倫館と比べると小規模です。
津和野の観光に必要な時間
津和野の街自体も規模が小さいです。食事をしてぶらっと街を歩く程度ですと、2時間あれば十分だと思います。
津和野城跡や森鴎外旧宅、西周旧居は場所が離れているので、そこまで行くとなるとプラス1-2時間必要になると思います。
私は津和野の中心部だけで十分でしたので、約2時間滞在して、津和野を出発しました。
2泊3日山口旅行の終わり
下関、門司港、秋芳洞、秋吉台、萩、津和野と回ってきた山口(一部福岡、島根)の旅はこれで終わりです。山口県をきちんと観光するのは今回が初めてだったのですが、見所も多く楽しい旅行になりました。
大河ドラマ「花燃ゆ」で萩の街がとても活気づいていたのが印象に残りました。また、秋芳洞と秋吉台は写真で見るのと、実際自分の目で見るのとは大違いでした。自然の雄大さ、素晴らしさを感じることができ、これもまた良かったです。
また山口に来る機会があれば角島や錦帯橋などに行きたいです。
終わり
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